カラット(Carat):1カラット=0.2g(小数点第3位まで測定)
カラー(Color):レッドのファンシーカラーとしてのランク付
クラリティ(Clarity):インクリュージョン(内包物)の有無など
カット(Cut):プロポーションとフィニッシュ(研磨の仕上げ)
蛍光性(Fluorescence):紫外線反応
レッドダイヤモンドの評価は”色”
”ファンシーカラー”が基本
色入り均等で
彩度が高く
濃いほど
価値が
高い
色が濃い・価値が高い
ファンシーヴィヴィッド
FANCY VIVID
ファンシーインテンス
FANCY INTENSE
ファンシー
FANCY
ファンシーライト
FANCY LIGHT
フェイント
FAINT
色が薄い
インクリュージョン(内包物)の
有無、位置、大きさ、性質、数、
色を総合的に判断して
クラリティ(明澄度)の評価
FL IF VVS1 VVS2 VS1 VS2 SI1 SI2 I1 I2 I3
略 | 正式名称 | インク リュージョン (内包物) |
---|---|---|
FL | Flawless(フローレス) | 無し |
IF |
Internally Flawless (インターナリーフローレス) |
ほぼ無し |
フローレスほど価値が高くなります。
FLやIFなどグレードが高いほど、A級鑑定機関のW鑑定をおすすめ
します。A級鑑定機関とは国内2社 GIAジャパン と 中央宝石研究所
になります。
プロポーションとフィニッシュが基に
評価されます。天然ダイヤモンドと
定義する上で人為的手段が許されて
いるのは研磨工程だけです。
※カラーダイヤモンドは
ラウンドブリリアントカットで
あってもカット評価はありません。
英豪資源大手、希少な
ファンシーレッドダイヤ4点公開
2014年 オーストラリア シドニー
英豪系資源大手リオ・ティントが
公開した希少なダイヤモンド4点。
左から2番目が1.21カラットの
ファンシーレッドダイヤモンドの
有名な「アーガイル・カーディナル」
北米に生息する小鳥にちなみ
名付けられたという。
Hancock Red(ハンコック レッド)は
最も有名なレッド ダイヤモンドのひとつ
0.95ctのHancock Red
(ハンコック レッド)。
1987年4月28日、
Christie’s New York
(クリスティーズ ニューヨーク)で
オークションにかけられた。
当時、カラットあたりの金額が
オークション史上最も高額な宝石でした。
落札金額は880,000ドルで、
落札予想金額の8倍である、
カラットあたり926,315ドルと
驚くほど高額になりました。
もうひとつの有名なレッド ダイヤモンド
Fancy Moussaieff Red
(ファンシー ムサイエフ レッド)
Moussaieff Red
(ムサイエフ レッド)は、
5.11カラットの重量の
変形トライアンギュラー
ブリリアントです。
スミソニアン国立自然史博物館の
2003年の展覧会
「The Splendor of Diamonds
(ダイヤモンドの光輝)」で展示され
ました。カラーはパープリッシュ
レッドと呼ばれる。
レッドダイヤモンドの約90%が
西オーストラリア州のキンバリー地区に
位置する『アーガイル鉱山』ですが、
2020年11月3日に閉山しました。
閉山後、アーガイル産の綺麗な
レッドダイヤはさらに高価になりました。
カラーダイヤモンドの鑑定は
『GIA』を推奨します。
人工ダイヤモンドとは、「合成ダイヤモンド」や
「ラボグロウンダイヤモンド」とも
呼ばれています。人の手によって
ダイヤモンドの結晶を促進させたという
違いだけで、物質的には天然ダイヤモンドと
相違がありません。数日から数週間という
短い期間で生成できるため製造コストを抑え
られ、価格は天然ダイヤモンドよりも低く
設定されます。最近、人工のカラーダイヤが
増えてきましたので気を付けてください。
まずは鑑定機関にて、
天然かどうかのご確認を!
※下記の処理が確認されると
宝石の評価はゼロです。
ダイヤモンドにとって一番価値が高く取引
されるカットは"ラウンドブリリアントカット"
です。カット最高評価:3EX(H&C)
どのカットでもバランスが良くエッジが
シャープな方がより高評価です。業界では、
カットが良い="顔が良い"と表現します。
つまり、美人がより品が立つということです。
ファンシーヴィヴィッド あるいは
ファンシーインテンス で
フローレス の レッドダイヤモンド
ダイヤモンドはその希少性のために世界中で珍重されています。宝石品質のダイヤモンドは、それだけですでに自然界で発見される最も希少なものの1つです。すべてのカラー ダイヤモンドの中で特に希少なカラーが一つあり、それは、主要な色相がレッドのダイヤモンドです。
「主要な色相がレッド」とは、レッドが主色相であり、(例えばパープルのような)二次的な色相がないことを意味します。 実際、レッド ダイヤモンドは大変珍しく、GIAの記録によると1957年から1987年まで30年以上もの間、色相に関する判定が「レッド」のみのダイヤモンドのGIAラボレポートの発行については一切記録がありません。
これは、GIAが世界中に持つ9つのラボラトリーが毎年グレーディングするダイヤモンドの数、そして、GIAが世界で最も有名なカラー ダイヤモンドの多くをグレーディングしてきたことを考えれば異例ともいえるでしょう。
レッド ダイヤモンドの神秘性を増しているのが、その色はどのようにして生じるのかという疑問です。GIAの研究員は、何十年もダイヤモンドを研究し、最新のテクノロジーを備えた機器を使用していますが、何が原因でこの色が生じるのかは依然として判明していません。一つの説明として、「滑り(八面体方向に沿った原子のわずかな動き)に起因する原子構造の欠陥が一部関与している」というものがあります。
1980年代半ば、西オーストラリア州の遠隔地にあるアーガイル鉱山の出現により、状況は劇的に変化しました(Smith、1996;Shigley et al., 2001)。Argyle Diamonds Ltd.は、鉱山の開発と製品の販売のために、親会社CRA Ltd.(後のRio Tinto Ltd.)によって設立されました。この鉱山は、世界最大のダイヤモンドの産地の一つとなり(Bevan and Downes, 2004)、その中には貴重なピンクからレッドの石の少量生産も含まれています。
レッドダイヤモンドは現在、ダイヤモンドの中で一番高価となります。